ノンホール樹脂ピアス金具の目立たない、ピアスのようなイヤリング　

 

ノンホール樹脂ピアス？　グルーデコ講師の資格を取ったばかりの頃、イヤリング希望の方向けの資材を仕入れに行って初めて見た時の印象です。穴のないピアス・・・その形を見るとソフトな樹脂が耳たぶを挟む形でした。その方の希望されるものには適合しませんが、小さくて華奢なイメージの作品を作る際に、がっしりとした普通のイヤリング金具ではイメージが合わないという時のために仕入れてきました。持ち帰り、はめてみたところ、比較的耳たぶの厚みのある私にはぴったりでした。

 

　そして、グルーデコ業界では有名なキャンディプチジュエルというデザインをもとに作っている、アトリエ・チェリーヒルズのクリスタルボールというピアス（イヤリング）があります。このシリーズの直径６mmの小さなクリスタルボールには、このノンホール樹脂ピアスが最適でした。

 

 

 

ノンホール樹脂ピアスを使った作品

 

クリスタルボールには直径１cmと直径６ｍｍ、２つのサイズがあります。そして、６ｍｍのサイズには耳たぶにぴったりフィットさせるタイプ（ポストタイプ）と、チェーンやスティック、フックでゆらゆらさせるタイプの２種類があります。

 

　　　直径１cmのクリスタルボールピアス

 

 

ポストタイプは残念ながらピアスのみ対応にしています。小さく丸いピアスの可愛らしい雰囲気を壊さない最適なイヤリング金具が見つかっていないからです。

 

 

　　　　直径6mmのポストタイプピアス

 

 

最初は揺れるタイプのものもピアスだけでしたが、イヤリングの方からのご要望があり作ることにしました。イヤリングにはねじで締め加減を調整できるタイプ（ねじタイプ）と、このノンホール樹脂タイプのどちらかを、お好みや耳たぶのタイプでお選び頂いています。

 

　　　　　ネジタイプのイヤリング(写真:右)

 

 

　アトリエ・チェリーヒルズのねじタイプのイヤリングは、医療用サージカルステンレスのものを使っているので、樹脂でできたノンホールピアスとともに、金属アレルギーを起こしにくいイヤリングになっています。ただ、ノンホール樹脂タイプはねじタイプとは違い、サイズの調整ができません。耳たぶの厚みが薄い方は外れやすいということですので、ねじタイプの方がいいかもしれません。

 

 

１年以上お使いの方の感想は？

 

　早速ノンホール樹脂ピアスをご希望の方がいらっしゃいました。物腰が穏やかな素敵なマダムです。念のため「耳たぶが薄い方は取れやすいようですが、大丈夫でしょうか？」と伺ったところ、「割と厚い方だと思うので大丈夫です」とのこと。上品なゴールデンシャドーでお作りしました。「耳元できらきらすると気分が上がるわね」と、よくお使い頂いているようでした。

 

 

　そして、先日再度オーダーを頂き、今度はクリスタル（透明）でお作り致しました。その際、実際にしばらくお使い頂いた感想を伺ってみました。実は、まだねじタイプは圧が調整できるのでいいのですが、調整ができないイヤリングをお使いの方がとても痛いと仰っていたので、調整できないタイプは大丈夫かなと少し気になっていたのです。私もグルーデコ講師の資格を取るまではずっとイヤリング。あの痛みはよくわかります。お答えはこうでした。

　「最初は少しきつい気がしたのだけれど、今はぴったり。でもウォーキングしても外れないわ。不思議と気分もキラキラしてくるわね。今回届いたものもとっても素敵だからお出かけしたくなります。明日から早速使いますね。」

　以前にお買い求めいただいたのはもう１年以上前です。その間お使い頂いてこの感想を頂いたので、やはりそうかという確信と安堵の気持ちになりました。

　せっかくつけるイヤリング。可愛いだけやデザインがいいだけではなく、耳が痛くならないとか金属アレルギーになりにくいといった、使っていく上での質も大切にしたいポイントです。