No.72. 和の伝統技術と西洋のアクセサリーが融合した逸品
着付けは和の世界への扉でした
母が着物好きで比較的たくさん着物を持ち合わせていたので、最初は箪笥の肥やしにしているのは勿体ないと始めた着付け。
まずは一人で着て人前に出られる技術を身につけることだけが目標でした。月に2回のお稽古だけでほとんど家では練習する時間のない私はなかなか上達せず、5年間通って講師証を取得したものの、まだまだの実力。
それでも、ひとりで着て、最初は夢のまた夢だった歌舞伎座にも行けるようになりました。でも、『粋に着こなす』とはほど遠い状態(^_^*) まだまだ修行が必要です。
着物を着るようになって、以前より一層、歌舞伎、落語や文楽、浮世絵展などに出掛けることが多くなりました。京都や金沢に住んだ経験もあり、元々和文化には興味がありましたが、触れる機会が増えたことでますますその奥深さに気づきました。日本文化は素晴らしいです(^^)
伝統技術と現代アクセサリーの融合
そんな中、たまたま出会ったのがこちらのネックレスとピアスのセットでした。
水牛ホーンと金箔を使い、伝統文化の技術と現代の材質のコラボレーションの逸品。
金沢の箔座さんのアクセサリーです。
(金沢にも4年ほど住んでいましたが、箔座さんといえば金箔で有名なお店です。東京では日本橋のコレド室町にお店があり、さまざまな企業とのコラボ作品など素敵なものがたくさんあって見応えがあります。)
金箔の上品さと、シンプルながらインパクトのあるデザインに一目惚れでした(^^)
箔座さんは伝統文化を守りながら、国宝や重要文化財などの修復に使われる「伝統金箔・縁付」を作り続け、箔本来の力と美しさを追求されています。中尊寺金色堂や西本願寺、赤坂迎賓館をはじめ、たくさんの重要文化財に箔座さんの箔が使われているそうです。
この作品に出会うまで、あまり詳しくなかったのですが、金箔にも種類があるようです。製品の説明書に書かれた金箔の色の呼び名がとても素敵で、その配合の割合が小数点以下まできちんと決められているあたりに、またまた和文化の繊細さ、素晴らしさを感じました。
その説明書に書かれていたのは次の通りです。実際の色がわかるように写真を載せました。写真は箔座さんのHPからお借りしました。ちなみに今回ご紹介したペンダントには定色(さだいろ)が使われています。
純金プラチナ箔 永遠色(とわいろ)
純金99% 純プラチナ1%
純金プラチナ箔 久遠色(くおんいろ)
純金92% 純プラチナ8%
金箔 四号色
純金94.438% 純銀4.901% 純銅0.661%
金箔 定色(さだいろ)
純金58.824% 純銀41.176%
伝統の技術の上に繊細なこだわりが詰まった素敵な作品の数々。もしかしたらもっと箔にも種類があるのかもしれません。
10月から、スワロフスキー社のDIY事業撤退によって、グルーデコ業界も変わっていくことと思います。まだスワロフスキー社のクリスタルは材料として使っていくことはできますが、アトリエ・チェリーヒルズでも今後は今までのようにスワロフスキーに拘らず、いろんな素材を使いながら作品作りをしていきたいと考えています。そんな時、こんな風に素敵な和の素材も取り入れられたらいいなぁと思っています(^^)
ヨーロッパの高品質なクリスタルや厳選した材料を使ったアクセサリーと雑貨ショップ|Atelier Cherry Hills
ヨーロッパの高品質なクリスタルや厳選した素材を使った
オリジナルアクセサリーや帯留め・バッグチャームなどの雑貨をひとつひとつ心を込めて制作している
「Atelier Cherry Hills(アトリエ・チェリーヒルズ)」では
『大人可愛いキラキラで毎日を楽しく♬』をモットーに横浜日吉で作品作りを行っております。
大切なペットをモチーフにした、世界にたったひとつのブローチやバッグチャームなどの
制作も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
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