クリスタルドッグの作り方

 

 

 

　チェリーヒルズの代表作のひとつ、クリスタルドッグ。今回はどんな風に作っているのか、かいつまんで簡単にご紹介致します(^^)

 

　グルーデコを経験された方はご存知だと思いますが、その作品が大きければ大きいほど、スピードが必要になってきます。グルーのA剤とB剤を混ぜ合わせてから２時間後に硬化が開始されるからです。

 

　まずは必要な材料を全て揃えて、さあ、スタートです！

 

　クリスタルドッグ製作に必要なもの

 

　クリスタルドッグ製作に必要なものは、

 

＊出来上がりサイズのペットのわんちゃんの写真

＊クリアファイル

＊必要なカラー全てのスワロフスキーチャトン・・・メインカラーのpp13または14のサイズは数百個は使うので、できればグロス(1440粒)で用意。pp6、できればpp３くらいの極小サイズがあると尚良い。

＊使用するスワロフスキーに合わせた色のグルー 

＊ボールチェーン

＊ブリオン

＊ヒートンとバッグチャーム、又は回転ピン

＊目打ち

＊バキューム

＊アルコール入りウェットティッシュ

 

です。

 

 

クリスタルドッグの作り方(概略)

 

１. まずわんちゃんの写真をクリアファイルに挟みます。

 

２. グルーのA剤とB剤を混ぜ合わせて、クリアファイルのわんちゃんの写真の上に乗せます。(最近では、バッグチャームとブローチはサイズが大きいため、衝撃によるダメージを少なくするために、グルーを多めに練り、中に特殊な素材の土台を入れています)

 

３. 周りのシルエット通りに置いたら、写真を取り出します。ここからは写真を見ながらの作業になります)^o^(   

 

4.   わんちゃんの写真を見ながら、グルーを整えます。ここでの土台作りがポイントです。

 

5.   バッグチャームにする場合は、ヒートンをセットしてから、周りにボールチェーンをセットします。ブローチにする時はヒートンは使わず、チェーンだけをセットします。

チェーンは取れやすいので、ここでしっかり付けておきます。

 

6.   まず、目と鼻部分のスワロフスキーをセットします。これがお顔の印象を決める上で一番重要なので、写真をよく見ながら慎重に行います。

 

7.   ここからは写真を見ながら、スピードをあげて、その部分に対応したスワロフスキー®︎・クリスタルを隙間なくセットしていきます。前足と胴体など、同じ毛色で、高低差をつけても境目がわからないところにはブリオンで境界線を作ります。

 

８.  グルーをセットしてからなるべく２時間以内に全てのクリスタルをセットし終わるようにします。隙間が気になる場合には、pp６又はpp３のクリスタルをセットして隙間を埋めます。

 

9.    しっかりと、でも強過ぎず、セットしたクリスタルをめり込まないように押さえます。全体的に綺麗に押さえたら、またしばらく置いてから確認、数時間後にも数回確認をして浮いてきたクリスタルを押さえ直します。

　クリスタルは、グルーが硬化していく過程で、どうしても少し浮いてきますので、必ずこの作業が必要になります。この作業をしないと、使っている途中でクリスタルが取れやすくなります。

 

10.   完全硬化した24時間以降に、裏側の処理をします。レジンまたはレジンにお好みの色や材料を混ぜたものを裏側にまんべんなく

伸ばします。ブローチの場合は、この時にブローチピンを乗せてしっかり固定します。

UVレジン硬化マシン(ない場合は自然光)にあて、しっかり固めます。

 

 

 

 

以上、簡単にクリスタルドッグの製作手順について書きましたが、一番大事なことは、わんちゃんの写真をよーく見て、その特徴をしっかりと捉えることです。

　その上で、可愛くなるように集中して愛情を込めて作ります。

　すべてのクリスタルのセッティングを終わった後もよく作品をチェックして、気になる隙間がないか、しっかりとクリスタルがグルーに真っ直ぐにセットされているかなどを確認し、必要があれば手直しします。

　この最後の仕上げの作業、そしてその後のチェックと押さえ直しをしっかりすることで出来上がりの作品のクオリティが上がります。心を込めてしっかりと手順を抑えて作ることが、可愛いクリスタルドッグの製作のコツです(^^)