命を育む子育て

 

ヒヨドリ子育て日記

 

     前回のブログに続き、ヒヨドリ観察日記です(^^)   しばしお付き合いくださいm(_ _)m

ここのところ、めっきりヒヨドリのばあやと化しています(^_^*)

 

 

遂に誕生

 

    つい先日までは思いもよらなかった、生命の貴重な営みをこんなに近くで見守ることができる喜び(^^)      

 

　前回のブログを投稿した１週間後、巣のお引っ越しから12 日後の8/20のお昼前頃のことです。突然、ヒヨドリの鳴き声がかなり賑やかになりました。何かあったのかと思って見に行くと、いつものメスに加えて眼光鋭く、少し体も大きいオス鳥らしきヒヨドリも来ていて、２羽ですごく慌しく語り合っていました。前回のブログの終わりに載せた「ヒヨドリの生態」を読んでいたので、すぐにピンときました。産まれたんです、きっと❣️　卵を温めるのはメスだけですが、子育てはつがいですると書いてありましたから。

　でも覗いても良く見えず、その日は午後からオフィスワークがあったので確かめるのは諦め、翌日に持ち越しとなりました。

 

巣の右側にメス鳥、そして左下の枝にオス鳥

 

   そして、翌朝６時過ぎ、また急に賑やかになりました。直ぐに直行。いました、いました ❣️   くちばしにエサをくわえたオスとメスです。大きな鳴き声をあげながら、１羽がエサをあげ終わると飛び去っていき、下の枝で待機していたもう１羽が巣のところに登って、大きな口を開けている子供たちに変わりばんこにあげています。あんなに大きな口をあけて待っていると親は一生懸命エサを運ぶしかありません(^^)     本当に可愛らしいですが、人間も鳥も同じなんだなぁとつくづく実感しました。生物はそれぞれ形は違えど、こうして一生懸命子供を育てて、命を未来へと繋げているのですね。

 

 

　エサやりの後、一生懸命写真を撮っている私に気づき、親鳥が逃げていってしまいました。驚かせてごめんね、でもこの隙に窓から手を伸ばして巣の中の様子をパシャリ。ピンク色に蠢く物体、ひな鳥がいました❣️　

 

 

 

　さて、在宅時間に鳴き声がするとすかさず、それ以外も時々様子を見に行っている私。最近では、”我が家のヒヨドリ”の親鳥たちの声までわかるようになってきました(*^_^*)      そして、よくわかるのはエサやりタイム。　とてもピーピーと大きな声で親鳥たちが鳴くのですぐにわかります。家にいる時はすかさず観察スポットに直行❣️　玄関横の和室の窓の脇に置いてある椅子の上です(^^)

    そこはヒヨドリの巣から1メートルあるかないかの距離、巣穴に対して斜め45度の角度になります。巣穴の中の写真を撮るには窓から手を伸ばさないと出来ませんが、なかなか絶妙の観察スポットで、これならヒヨドリの親たちをあまり心配させることなく観察ができます(^^) 

 

 

　生まれて２日後のエサやりの後、しばらくして様子を見に行くと親鳥がいません。またまたこの隙に手を伸ばして巣の中をパシャリ。

　ところが、あれ？　この卵はなんでしょう？　１個だけ孵らず、残ってしまった卵なのか、はたまた新しく産んだ卵なのか？　ひな鳥が２羽いることは、開いている大きな口で確認が取れていますが、３羽目はまだ確認できていません。

 

 

 

あと１週間ほどで巣立ちです❣️

 

　なんとか３羽目を確認できないかと、生後3日は何度かトライしてみました。ここのところの観察で、朝６時前後から日暮れまでの１日５回ほどのエサやりの後、親鳥は巣の上に座ってひな鳥たちを守っています。最近は連日酷暑が続いているので、葉の間から漏れる直射日光からも守っているのかもしれません。巣の中を撮るなら、親鳥がエサを取りに行っている間がベストです。人間がひなに近づいていると親鳥に心配をかけることもないですからね(^^)     そして、その時が来ました。巣の中では元気なひな達が動き回って、時々巣から顔を出しています。

 

 

　尖ったくちばしに、目のところがグレーになっていて、こちらを向いています。おわかりでしょうか？

　まだきちんと毛も生えていないのに、こんなに直射日光に当たってしまっていいのでしょうか？(^_^*)     そして、まだ飛べないのにこんなに暴れまわって巣から落ちることはないのかとても心配になりました。

　そして、このひなの後ろにもう１羽暴れているひなが見えましたが、３羽目は確認できませんでした。とても気がかりです。

　順調にいけば、あと１週間ほどで巣立ちです。それまで、毎日見守って、無事に巣立つのを見届けたいと思います(^^)    ３羽目も無事に巣立つことを祈って・・・。

 

＊追加

 

　書き終えた後、覗いたら丁度親鳥のいないタイミングだったので、巣の写真を撮り、確認してみました。確実な事は言えませんが、やはり残念ながら２羽しか確認できませんでした。残りの１個は孵らなかったのかもしれません(≧∀≦)

 

 

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【追記】2020.9.4.

　このブログを書いた翌日の朝のことでした。突然、まだ飛べないピナ達、親鳥達、全ていなくなってしまいました。厳しい自然にさらされたようです。1羽のヒナだけ巣のある木の根元に残されていましたので、土に埋めました。悲しい悲しい出来事でした。あれから10日ほど経ち、ようやくこの追記を書けるようになりました。

　ほんとうに自然は厳しいです。私たち人間は、なんて楽に生きているのでしょう。生かされている命を大切に全うしなければいけない・・・ヒナ達を思い、そのことを強く感じました。